いい技術や製品を持っていながら世の中に伝わっていないということはよくあります。ホームページには自社がどれだけ素晴らしいかがこれでもかと書いてあります。実は情報は多ければ多いほど伝わらないのです。最も効果的な方法、それは伝えたい情報を極力絞り込むこと、できれば1つに絞ることです。その1つは他社にはない強みでなければなりません。
投稿者アーカイブ: ikeda
手段で意思決定しない
世の中は「手段」で意思決定していることが多いことに気づきます。「目的」を考えることを習慣にしておかないとつい流れの中で同調しがちです。交流会は誰と交流するのか。情報交換会は何を情報交換するのか。情報共有は共有してどうするのか。それは何のため?いま必要なこと?ゴールは何?常に自問自答し忘れないことです。
育成は興味を持つことから
「私はあなたに興味があります。あなたのことをいろいろ教えてください」そう言われて嫌な気持ちになる人はいません。でもそう言ってくれる人はなかなかいません。その人のことが好きか、特別な人でない限り、興味を持って人の話を聞くことはそれなりの努力が必要だからです。育成したい部下がいるなら、まずその人に興味を持つことから始めましょう。
本音で、本気で
プロジェクトメンバーに激励を送る言葉です。私たちには、日々の仕事以外に、あまり気が進まなくてもやらなければならないことがあります。それをどんな気持ちでやるかによって、その時間が有効な時間になるか、無駄な時間になるかが決まります。どうせやるなら「本音で、本気でやりましょう」そうすれば後で必ずやって良かったと思えます。
パワーを与える仕事
私の仕事は「パワーを与えること」です。経営者に会う日は朝からパワーを溜め込んで行きます。ただしパワーは有限です。なので長時間の講義は双方向で行います。「最初にお願いがあります。私はこれからみなさんにパワーを送り続けますので、みなさんは時々パワーを私に返してください。でないと私は途中で燃料が切れて倒れてしまいます」
プロ対プロの真剣勝負
「講師は話す側のプロであり受講者は聴く側のプロである」いつもこの言葉を胸に刻んで講義に臨みます。経験と実績に基づいて話しているのか、どこかで仕入れた知識で話しているのか、受講者は一瞬で見抜きます。私は講義の大部分を自分の体験した事例で構成します。どれだけ準備をしてきたのかもすぐに悟られます。講師はいつも真剣勝負です。
論点を整理する
基本的に議論は好きです。しかし論点が不明な議論を長々と聞くのはストレスしかありません。意見が対立しているようだが実は同じことを言っているのではないか。こんなとき「ちょっと待ってください。論点を整理しましょう」と言えれば理想ですが、それには瞬発力が必要です。頭の中で論点整理に時間をかけていると、気がつけば次の議題に移っています。