「人材」ではなく「人財」という文字を目にします。うちは人を大切にする会社ですといった企業のアピールや人財コンサルタントと名乗る人が好んで使っています。「人材」とは「才知ある人物、役に立つ人物、社会に貢献する個人のこと」。当て字で人の心は動きません。行動が変わることもありません。
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意見を言ってくれる人
人に意見を言うことは勇気がいることです。相手が「よく言ってくれた」と気持ちよく受け容れてくれればいいですが「余計なお世話」と思われるかもしれません。それでも勇気をもって意見を言ってくれる人は貴重な存在です。自分の成長にとって欠かせない人です。傍にいて欲しい人です。
感謝の気持ちを伝える
思いを伝えていると思っていても、相手には伝わっていないことがあります。それは感謝の気持ちです。最も簡単に感謝を表す言葉は「ありがとう」ですが、これは“あいさつ”なのであまり伝わりません。おすすめは「いつもありがとう」。さらにしっかり感謝を伝えたいときは「助かっているよ」を付け加えましょう。
苦労のあとは楽しいことが
人生良いことばかりではありません。ときには「何で自分だけこんな辛い思いをしなければならないのか」と思うこともあるでしょう。人生は良いことと悪いことが半分ずつ、だとすれば、先に苦しい思いをした方が後の人生が楽しみです。苦労はあとで楽しみを倍にして返してくれます。苦労は楽しいことの供給源です。
一緒に仕事をしたい人
真面目で真摯に仕事に取り組み、物腰も柔らかく、言葉遣いも丁寧、ただ本音はなかなか言わない人。一方、責任感が強く、どんな状況になっても慌てず、少々の難題でも乗り越えてくれそうな応用力・柔軟性を感じさせ、ときどき本音を漏らす人。どちらも素晴らしい人ですが、仕事をお願いしたい人と一緒に仕事をしたい人とは違います。
人を動かす原動力
人となりを知りたいときに何を聞きますか。思いつくまま質問を投げかけ、その人の考え方を聞けば、人となりがわかってきます。しかしそれはその人のほんの一部かもしれません。人を動かしているのは何か、苦しくてもそれを乗り越えるときの原動力は何か。それは過去に経験した悔しい思い、残念な出来事から生じる反骨心ではないでしょうか。
最も効果的な社員の育て方
優秀な社員とはどんな人でしょうか。営業成績が抜群の人、優れた技術者、常に前向きな提案をしてくれる人、いつも明るく笑顔で働いてくれる人、どの人もわが社にいてほしい社員です。「人材育成は社長の仕事」です。しかし社長1人で全員を優秀な社員に育てることはできません。最も効果的な社員の育て方は、「人を育ててくれる社員を育てる」ことです。
絶対に真似できない人間力
自分の店を必ず繁盛させる自信があるという飲食店経営者に会いました。その秘訣は「気」だそうです。どんな繁盛店でも、しばらくすると似たような店ができます。味、価格、オペレーション、雰囲気、どれも真似しようと思えばできます。しかし絶対に真似できないものが1つだけあります。それは人間力です。
アナログの良さを実感する
リモートが続いていた会議が、久しぶりにリアルで実施されました。まったくストレスがなく、本音の議論もたっぷりできました。人と会って話をすることがどれほど大事かが実感できた瞬間です。どんな場所に行き、誰と出会ってどんな話をし、その場はどんな雰囲気だったか、デジタル全盛期だからこそアナログの良さが際立ちます。
逆風に乗って飛躍する
「何もかもがあなたにとって逆風だと感じたら思いだしてほしい。飛行機は向かい風で離陸するのであって、決して追い風ではない(ヘンリー・フォード)」物事が思うように進まないときや、逆風を感じたこきこそ、人は成長に向かって飛躍できます。「逆風」は立ち向かうのは辛いですが、うまく利用すれば味方にできます。